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区のおしらせ 中央
平成23年12月1日号

文化・伝統と今を生きる「歳の市」

歳の市保存会  渡辺 秀次さん
歳の市保存会 渡辺 秀次さん

皆さんは、東日本橋の薬研堀不動尊で毎年12月27日から29日に行われる「納めの歳の市」をご存じでしょうか。歳の市とは、注連飾り、羽子板などの正月用品を売る市で、昔は12月14・15日の深川八幡から始まり、浅草観音、神田明神、愛宕神社、平河・湯島天神を回り、最後に薬研堀不動尊で開かれていました。今回は薬研堀不動尊の「納めの歳の市」を活気溢れる形で後世に残そうと活動をしている歳の市保存会会長の渡辺秀次さんにお話を伺いました。
「江戸中期から続いた歳の市も戦後には一時中止されてしまい、復活後も寂れてしまう一方でした。この歳の市をなんとかして、後世に伝えようと昭和40年に地元町会と商店会により歳の市保存会を結成したのです」と、保存会の結成の経緯を渡辺会長は話してくれました。
また、付近の問屋街の協賛をいただき、衣料品、日用雑貨などを市価の半値で販売する『大出庫市』を同時に開催するなど、地域ぐるみの取り組みとして定着させることができました。「ただ、最後まで頑張ってくれていた羽子板屋さんも昭和50年代半ばには姿を消すなど、時代の流れに呑みこまれてしまい残念に思っています。それでも、なんとか歳の市をいい形で後世に伝えたいですね」と力強く話されました。
「私たちの主な活動は歳の市の運営ですが、大江戸まつり盆おどり大会への出店やまるごとミュージアムで『薬研堀講談の会』を開くなど、1年を通して多くの方々に来ていただけるよう薬研堀界隈のまちの魅力の発信に力を注いでいます。そして、かつて私たちが経験したように子どもたちが楽しめる縁日のような『市』を作っていきたいです」と未来への希望なども話してくれました。
今年は歳の市が開かれる3日間に、寶田恵比寿神社、椙森神社、小網神社、茶の木神社、水天宮、松島神社、末廣神社、笠間稲荷神社とその近くの老舗を巡り、歳の市で新年の準備をしていただき、新年を迎えてもらう「納めの七福神巡り」や「納めの講談」が行われます。薬研堀不動尊の近くからはスカイツリーも綺麗に見えます。また、今年は街路灯や道路も整備され、今までよりも魅力的なまちとなりました。ぜひ、「納めの歳の市」にお越しください。

昨年の歳の市の様子
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以下 奥付けです。

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