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中央区
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D 中央区のまちづくりと築地市場

更新日:2005年8月26日

ここでは、中央区のまちづくりにおける築地市場の位置づけと、場外市場も含めた築地地区の将来像について検討を加える。

1 中央区基本構想・基本計画での位置づけ

 中央区は平成10年6月、21世紀のいわばまちづくりの憲法とも言うべき「中央区基本構想」を策定し、「生涯躍動へ 都心再生 - 個性がいきる ひととまち」の将来像実現へ向けて総合的な施策を推進しているところである。この将来像実現へ向けて4つの基本的方向を掲げているが、この中で「個性豊かなまち中央区」として「おう盛な商業・経済活動でにぎわうまち」、「都市全体としてまとまりのある個性豊かなまちをつくります。」としている。築地市場及びその周辺は食の文化の中心であるとともに、中央区のもつ多様な個性の代表的なものの一つであり、中央区の将来像実現に向けて重要な位置を占める。
 基本構想を受けて平成11年2月に策定した基本計画では、中央区は多様な特性をもつ地区から成り立ち、まちづくりの推進にあたっては、それぞれの地区特性に応じてまちづくり12地区を設定し、住民主体のまちづくりを目指しているところである。具体的には各地区に住民等と区が協議を行う「まちづくり協議会」を設置し、地域住民の合意形成を図りながら、きめ細かいまちづくりを進めているところである。築地地区については築地一丁目から築地七丁目までの区域で、これまで、場外市場を中心に再開発等まちづくりに取り組んできた。
 また、基本計画の個別施策の分野では、「商業振興」の課題の中に「区民生活や産業活動に根ざした中央区の文化を積極的に活用」を掲げ、施策の方向で「個性ある都心商業の形成」として「築地市場や場外市場の再整備を促進し、食文化の振興に努める」としている。  

2 東京都の整備開発保全の方針

 築地市場周辺のまちづくりについて、より広域的な観点から見ると、東京都が策定した「東京都都市計画市街化区域及び市街化調整区域の整備開発保全の方針」(平成8年5月31日)では、「老朽化・過密化が著しい築地市場の再整備を推進する。」としている。さらに具体的な地区毎の方針では、「中央卸売市場の再整備をあわせて、場外市場の近代化及び活性化を図るととともに、流通機能の改善と地域環境の整備を図る。」ことを、地区の再開発整備等の主たる目標としている。
 以上の上位計画を踏まえ、築地市場の現在地での再整備を前提に、築地市場や場外市場を中心とした、築地地区のまちづくりについて以下に検討する。

3 築地地区のまちづくり

 中央区のまちづくり方針及び東京都都市計画の方針を踏まえ、築地市場の現在地での再整備を前提に、築地市場や場外市場を中心とした築地地区のまちづくりについて以下検討する。
1) 現況
中央区のまちづくり12地区の一つである「築地地区」は、築地一丁目から七丁目までと浜離宮庭園の範囲で、地区面積は74.3ヘクタール、地区人口 2,970世帯、 5,364人で近年マンション建設などで人口が増加しつつある。この地区は築地市場を核として食品卸売業が集積した地区を中心に住商が混在したまちである。土地利用の推移をみるとこの15年間で商業・業務系の床が約2倍に増加し、傾向としては商業・業務化が進行するとともに、住宅系が増加している。
当地区では築地市場の現在地再整備にあわせた、いわゆる築地場外市場の再整備が、晴海通り等の幹線道路の交通混雑解消とならんで大きな課題である。さらに近年の住宅の増加も踏まえた商業、住宅、業務の調和のとれた複合市街地の形成も課題となっている。
2) まちづくりを支える築地市場の機能
築地市場は、「都民の台所」であることはもとより、中央区にとってもシンボル的な存在であり、にぎわいの拠点として欠かすことができない施設である。
また、築地市場は観光資源としても重要であり、海外からの観光客にとっても日本を理解するための絶好のスポットである。
こうした築地市場の魅力はまちづくりにおける重要な要素であるため、まちづくりを検討するに当たっては、この魅力をまちづくりの観点から明らかにすることが必要であり、以下のとおり整理する。

1. ユニークな商業地の形成要因 
築地市場の周辺地域においては、築地地区を中心として、銀座、日本橋地区においても、地域のイメージとしていわゆる世界のブランド「築地」が浸透している。 
新鮮で豊富な食料品のイメージが、これらの地域での飲食業や小売業のステータスを高め、あるいは高級感を醸し出しており、企業等の出店への動機づけや消費者の期待感とともに、都内のどの地域とも明らかに異なるユニークな商業地域を形成している。 
これらの地域における和食割烹、寿司店の飲食業や生鮮食品の小売業などは、このブランドイメージを経営の基礎とすることで競争力を有しており、こうした個々の力と地域のブランドイメージが相俟って、中央区全体の商業地域に付加価値を与えている。 
今後のまちづくりにおいても、商業活動でにぎわうまちを創造していくためには、こうした「築地ブランド」のイメージが欠かすことのできないものである。
2. 職住近接のまちづくりへの貢献 中央区においては、市街地開発事業指導要綱による住宅付置の誘導政策や再開発事業等による住宅開発を通じて、都心居住の推進に力を注いでおり、近年の着実な人口増加に結実している。 
言うまでもなく、都心中央区は昼間人口70万人を抱える業務、商業のまちであるため、こうした都心居住の推進は、経済効率も高く、環境負荷も小さい職住近接のまちづくりを実現していくことに他ならない。 
こうした取組の視点から、中央区のまちづくりを考えれば、築地市場関係企業の従業者の多くは、月島地域など築地地区周辺に居住していることもあり、現在でも築地市場は職住近接のまちの一つの拠点として成立しているといえる。今後も、こうした利点を活かし、市場の現在地での再整備に取り組みながら、良好な住宅を周辺に配置していくことで、職住近接のまちづくりをさらに進めていくことが望ましいものと考えられる。
3. 築地市場が支える下町文化 一日約5万人が出入りし、約26億円の取引が行われている築地市場の利用者は、市場のみならず場外市場など周辺の店舗も利用しており、築地地区を中心とする広い範囲の商業地域の経済活動やまちのにぎわいなどを支えている面があり、中央区特に築地地区のまちづくりにとって、築地市場の存在は欠かせないといえる。 
また、この市場の存在が祭りに代表される地域の行事、イベントやまちの活き活きとした雰囲気にも大きな影響を与えている。 
今後の中央区のまちづくりにあたっては、こうした重要な都市施設としての卸売市場のもつ機能や魅力を最大限活かしていくことが必要である。

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