資料室
体験記-空襲体験-
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空襲体験
泰明小学校で直撃弾

猪股 ふじ(いのまた ふじ)

 年号も昭和から平成に移り、今何かひとくぎりの時代を迎えております。
 昭和60数年を回顧して、この時代は激動の時代でした。戦争にあけ、戦争にくれ、日本史の一頁を飾る大異変の時代ではなかったでしょうか。
 大正、昭和、平成を生き貫いた人々は多少とも戦争の影響を受けていますが、この忌まわしい事実も「喉元過ぎれば熱さを忘れる」の諺のように、忘れ去られてしまわないでしょうか。だんだんと戦争を知らない人々が増えています。
 そこで私は身を以て戦争の真っ只中に立たされ、その無惨さを体験した1人です。是非将来のためにここに記しておきたいと思います。
 忘れ得ぬ日とは、昭和20年1月27日で泰明小学校に爆撃を受けた日です。
 その当時は、戦争が熾烈化してきたので、国の将来のために児童の生命を守らねばならないので、安全な土地に移したことです。
 即ち、集団疎開をし、また家の縁故を頼って縁故疎開をしていましたので、生徒は1、2年生だけ本校に通っていて、人数も少なく、防空頭巾、ズボンのいでたちでした。授業は午前中になっていました。
 職員としては、校長、教頭の諸先生と、女教師6人がおりました。

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