映像ライブラリー
語り継ぐ戦争の記憶「体験者の声」
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タイトル 集団疎開と東京大空襲 名前 山口 吉枝

 昔、小さい時から遊んでた子供とか、近所の男の子とひとつのお寺で生活いたしました。私がその頃、一番、柄が町内会では女子で一番大きかったものですから。学校で「はなむけ」と書いた封筒に鉛筆が3本入ってました。それが頂いたのが覚えてますね。それで、私が先頭になって私の実家の前を皆さんと疎開者が鉄砲洲の全員が有楽町へ歩きました。

埼玉県長瀞町での疎開体験
 
山の中で桑畑がまわり一面で、それでお野菜も取れないところで、あと麦畑がいっぱいでしたね。お蚕さんの街で、そして行きましたらば、もう食べ物がなくて、いつもお腹が空いてて、お味噌汁とお新香とご飯は一膳ぐらい出たんでしょうか。それで、お昼はお弁当で、お弁当もかぼちゃの時と大豆まめの時とあったんですね。お弁当もちょこっとしか入ってなくて、それで、夜はかぼちゃの煮たのが4、5切れ。でなければ大豆まめの煮たのが大さじ1杯ぐらい。それが、お皿にコロコロと。おやつにはこのぐらいのさつま芋が、あのおやつは出てました、毎日。それが楽しみでしたね。すぐ食べちゃいましたね。それで面会日が楽しみで、やっぱりね、親がね、いろいろ持ってきてくれるんですよ、お土産に。乾燥芋作ったり、お饅頭作ったり、お赤飯炊いてくれたり。そして、東京はこんなにあんのかしらと思うぐらいね、用意してきてくれて。そして、あとで聞いたら東京の人も食べ物をつめて私のところへ持ってきてくれたみたいです、母親が。だから、ありがたいと思いましたね。良くしてくれました。あの焚き木拾いがあったんですね、私達が使う焚き木を。学校の5、6年生の男女生徒だと思うんですね。大きな山の奥の方まで一緒になって、疎開の子も一緒になって薪をもらいに行く。そういう時なんかも、私なんかウロウロしていると、ほら、持ってってやるよなんて言って、持ってってくれたり、そういうこともありました。風邪も引かなかったし、あの頃はやっぱり緊張してたんでしょうか、元気でしたよ。お友達も良かったし、先生も良かったし、田舎を知らなかったから楽しかったです。

3月2日、卒業式に出席するため帰京
 
上野へ着きましたらば、もう上野のまわりが全部焼野原なんですよ。それで、それを見てね、びっくりしました。帰ってきて、すぐに毎晩毎晩寝られないくらい毎晩、空襲空襲で、もう続いてたんですよね。自分の家の地下へ、地下というか床下へ防空壕を作ってたんですよね。それが、地下は自分の家は駄目ということで実家の隣がちょうど大きい道路で、そこへ結構大きな防空壕を共同で作ったんですよ。そこへ近所の人達もそこへ皆さん入ってました。15、6人はいましたね。あの防空頭巾だけ持って、防空壕へ入ってました。防空壕へ入ると、もういつもそうなんですけど、私は眠っちゃうんですね。まあ、兄弟もいるし、母がいつも、いざというときは起こしてくれるっていう安心感で、なんかそこで休んでました。

3月10日 東京大空襲
 
もう、すごい音なんで、それは起きます。目の前でこう八丁堀の方を低空飛行で、すごい轟音で、もう、その音でびっくりするぐらい大きく、手が届くぐらいに見えました。防空壕へ入ったんです、空襲になって。そうしましたら、上からシュルシュルシュルシュルシュルシュルって焼夷弾がいっぱい落ちてきて、それで、これは家の上に落ちるかなと思うと風向きが変わって、川があって、川向こうが八丁堀だったんです。八丁堀の方へ、もうどんどん焼夷弾が流れて落ちて、それでそのうちに八丁堀は焼ける、越前掘は焼ける、もう避難者が川を渡って、どんどん湊町の方へ逃げるんですよね。さすがのあの時は、すごい音で寝てられなかったですね。もうこれじゃ、こっちにすぐ火が移りかねないから、家は兄弟に任せて近所のお年寄りと私と母と聖路加行けば大丈夫だろうって、4、5人で聖路加の方へ10分ぐらいかな、近いんですよね。逃げてくる人達が、みんな荷物持ったり、大八車に荷物を積んだり、リアカーに荷物を積んだりして、それで、しょったり、持ったりして、みんなもうウロウロウロウロどこへ行ったらいいかって感じで、まだ焼けてはなかったんですけど逃げてました。隣が明石小学校があって、その道端にいましたね。帰り道で帰りました。まあ良かった、これ焼けたら大変だったろうなと思ってね。その後も結構八丁堀渡るともう焼けて掘立小屋へ住んでる方大勢いらしたんですよね。だから、ちゃんとした家に住めるから、ありがたい、良かったなと思いましたね。

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